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Date:2012.10.19

『わたしたちのマーダーケース』

PA183385.jpg

サークル : 東山神兵
作家 : あらゐよしひこ
発行日 : 2012/09/02(コミティア101)
ジャンル : オリジナル

ゾンビやモンスターなどの題材で物語を描かれたりするあらゐ よしひこ先生の、コミティア101新刊。
今回は、「殺人鬼」を題材とした一冊となっています。



『私たちのマーダーケース』
B5版 24P 一般向け
表紙&本文フルカラー


全ページフルカラーのイラストに、短い小説が載せられる形で進んでいく物語。
百合と殺人鬼の、一風変わったコラボレーション。

ちょっと変わった(どころではない?)女子高生Aが、友達でも無い女子高生Bに対して、
ちょっと人殺しにつきあってくれないかなーって?
なんて誘い文句を掛けて出会う所から始まる物語。
殺人鬼に興味を持ったAが、「どうして人を殺したくなるのか?」という疑問を、実際の殺人鬼の行為を模倣して体感する事で、その気持ちを知ろうとし、その相手としてBを選んだと言うのだ。
もちろん実際に殺すのではなく「ごっこ遊び」だというが、それにしてもという理由と内容。
そんなメチャクチャなAに対して、Bは「万が一…本当に死にそうになった時は。ちゃんと殺してください」という条件で引き受けるのだった。
実在した殺人鬼の犯行を手本とし、それを知り得る範囲で真似をするAとB。
デニス・ニルセン、ヘンリー・リー・ルーカス、ジェフリー・ダーマー、ビアンキ&ブオーノ、アイリーン・ウォルノス、レオポルド&ローブ、ゲイリー・ハイドニク。
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最初は楽しく(?)殺人鬼の真似をしていた2人。
Aがノリノリで、Bが仕方なく付き合っていく流れだったのが、次第にBの異常性が露わになってきて……
Aが徐々に醒めていき、やがて「やめる」と言い出した時、Bが取った行動は――

実に「悪趣味」、或いは皮肉的に「いい趣味」とでも言いましょうか。
殺人鬼という存在の異常性や煽情性をネタとして、犯人役のAと死人役のBの掛け合いを楽しむ作品。
殺人鬼はこんな事を思っていたのではないかという考察や、その殺害を稚拙に控えめに模倣する行動。
やっている事の不謹慎さを別とすれば、文科系の部活動にも似た行為。
非常識なAと常識的なB、その関係が徐々に逆転していくのが、僅かに恐くて、それ故に引き込まれました。



――万人には勧められないのですが、自分は非常に好きです。
ちょっと変わった本が読みたいと思う人は、一度是非読んでみてほしいですね。


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